ドジっ子ナースとの果てしなき戦い

ナース、それは患者を見守る天使。特に入院患者にとっては、おはようからおやすみまでどころか、おやすみ中も生命を預けるわけで、ある意味では主治医以上に大事な存在です。崇高な使命を胸に、看護の道を志した人たちですから、患者のことを第一に必死に尽くしてくれる──のですが、どうしても個人の得意不得意というものはありますね。仕方ない。
そして結果として「ドジっ子ナース」と呼ばれてしまう人がいるわけです。誠に遺憾ながら、確かに、存在する。
点滴が刺せない。朝の採血で何回もやり直す。やっと採れたと思ったら、おやベッドに空のスピッツが1本落ちてますよ……もう一回だぁといった感じが一例でしょう。
もちろん悪気がないのは分かっていますが、入院ごとに毎回続くと、果てしなき戦いのよう。
しかし、です。年の離れた妹か下手すれば娘のような子たちが、「ごめんなさい!ごめんなさい!」と言いながら頑張っているのを見ていると、次第に妙な愛着が湧いてくるのです。実際のところ、クールに一発採血を決める凄腕ナースより、も。
ドジっ子ナース、それもまた大事な天使の一人。患者も受け入れなければいけませんね。

 

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